DOWN IN THE VALLEY / NATURAL CALAMITY (MFCD-077) 1,500yen(tax in)
森俊二と杉本邦人の二人でナチュラル・カラミティを結成。91年1stアルバム「DAWN IN THE VALLEY」でデビュー。「LET IT COME DOWN」「SUN DANCE」を中西俊夫率いるDOWN 2 EARTH RECORDINGよりリリース。その後5枚のアルバム、1枚のリミックス・アルバムを発表。98年にナチュラル・カラミティは森俊二のソロプロジェクトとなり、ダストブラザーズのIDEAL RECORDSより全米デビュー。静かでメランコリックな彼の音楽性はアメリカのメディアではドリーミー・サウンドと称され、国内はもちろんの事、世界各地でその評価は非常に高い。
DOWN 2 EARTH RECORDINGについて このレーベルは、それまでエッジのある最先端音楽ばかりを追求してきたメジャーフォースの中西俊夫が、「もっと自然でくつろげる音楽を発表できる場を設けたい」という主旨のもと91年に発足した。ゆったりとした気持ちの良いリズムを中心に繰り広げられる独特な音楽の世界は、発売時「なごみもの」音楽とよばれ、幅広い層の音楽ファンに支持されていた。
当時の中西の言葉を借りれば、「攻撃的でストレスの溜まる事ばかりが満ちているこの世の中、もう少しスローダウンしてもいいんじゃないか?世紀末の90年代だからこそリラックスしたい。」とある。ところが21世紀に入り、世界の状況は良くなるどころか増々殺伐としてきてはいないか?日々飛び込んでくるニュースは耳を疑う事件ばかりで、非日常と日常の区別がつきづらくなってはいないか?
そんな、感覚が麻痺しそうな刹那的な時代だからこそ、いま一度「ダウン・トゥ・アース」の音に耳を傾けてみよう。本来、人が体内に持っている自然治癒力が活性化され、一時の幸福感を感じることができるだろう。
今でこそ、リゾート感覚を求めお気軽にバックパックを担ぎ東南アジアの国々を旅する事が普通になっているが、格安航空券の流通もままらない時代にアジアの世界観を取り入れた中西の先見性には改めて驚かされる。