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GROUP OF GODS / GROUP OF GODS (MFCD-078) 1,500yen(tax in)

グループ・オブ・ゴッズ。そしてルーツはアジアに。動く水たまり(つまり人間のこと。人の70%は水分である)に感応する音楽。水分を含む音楽は大気圏外の物質を採り入れ(ガイア、地球は毎日1億個以上の宇宙の塵と衝突している!)、聴くものの意識を変容させる。ムーンホテルに向かうスペースカウボーイ達のための音楽。赤道直下のジャングルの果てには何者かがいる。善悪を超えた者。その者のための音楽。プールに浮かんで見える満天の星空のための音楽。幻惑的なガムランの調べと、コンピューター・シークエンスと、演奏者の魂の気とのハイブリッド(混血)。霞たなびく夕暮れは、世界の分かれ目。その特別な時間のための音楽。精霊と魔物との永遠の戦いが毎夜演じられる。ハワイアン・スラッキーギターとバリニーズ・バンブーシロフォンとの共演。そしてアジアは混じりまくり、融合する。
グループ・オブ・ゴッズ。あらゆるものに神が宿るアジアの世界観。そこには西洋のように唯一の絶対神はいない。神々の群れ。全ては複雑に絡み合いリンクする。聖なるクロームのスチールバーは弦の上を滑り、美しい音を奏でる。熱く濡れた空気を満たすために。
遠くで光る稲妻は超低周波で島々に響き渡り、アンプリファイアを共鳴させる。君の感覚を麻痺、または最大限にセンシティブにさせるために。音楽的新陳代謝は呪術のようにセットされ、君のストレスに満ちた肉体さえも浄化させる。その時君も自分がグループ・オブ・ゴッズの一部分なのだと気づくだろう。
92年1月バリ島サヌールにて プロデューサー中西俊夫 |
DOWN 2 EARTH RECORDINGについて
このレーベルは、それまでエッジのある最先端音楽ばかりを追求してきたメジャーフォースの中西俊夫が、「もっと自然でくつろげる音楽を発表できる場を設けたい」という主旨のもと91年に発足した。ゆったりとした気持ちの良いリズムを中心に繰り広げられる独特な音楽の世界は、発売時「なごみもの」音楽とよばれ、幅広い層の音楽ファンに支持されていた。
当時の中西の言葉を借りれば、「攻撃的でストレスの溜まる事ばかりが満ちているこの世の中、もう少しスローダウンしてもいいんじゃないか?世紀末の90年代だからこそリラックスしたい。」とある。ところが21世紀に入り、世界の状況は良くなるどころか増々殺伐としてきてはいないか?日々飛び込んでくるニュースは耳を疑う事件ばかりで、非日常と日常の区別がつきづらくなってはいないか?
そんな、感覚が麻痺しそうな刹那的な時代だからこそ、いま一度「ダウン・トゥ・アース」の音に耳を傾けてみよう。本来、人が体内に持っている自然治癒力が活性化され、一時の幸福感を感じることができるだろう。
今でこそ、リゾート感覚を求めお気軽にバックパックを担ぎ東南アジアの国々を旅する事が普通になっているが、格安航空券の流通もままらない時代にアジアの世界観を取り入れた中西の先見性には改めて驚かされる。 |
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